第一部:鳴響篇
第 048 話| 会長のもとへ
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リカは界外の最も奥の内室へ連れて行かれ、地下の王——ゴランに会う。裂縫モノで食う会長のくせに、その机には地上の高層へ繋がる回線が載っている。そして彼は、リカが下りてきて探しているものを、こともなげに言い当てる。「俺は読心術師じゃない。誰か——俺より高いところに立つ者が、『量り出せぬ者』が城の底へ潜り込んだら知らせろと言ってきた。お前は二日早く着いた」。城の底はただの闇市ではない——誰かがリカを待っている。しかもこの机の後ろではなく、もっと上で。
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