第一部:鳴響篇

第 044 話| ランクの測れない男

3 分で読了·1,147 字·予約済み

界外の歩哨が「鑑定」でリカの覚醒者ランクを測る——だが、返ってきたのは空白だった。彼が凍土から持ち帰ったのは力ではない。裂縫を読み、規則を書き換える権限——その物差しの目盛りには、どこにも載っていない。取るに足らぬ者か、物差しの届かぬ何かか判じられず、歩哨は口笛を鳴らす——こいつは、上の連中に見せねば。

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