
黙の壁 — 章一覧
『黙の壁:北方に神はいない』は、壮大なエピックファンタジー×王朝謀略×ダーク神話×存在抹消の終末を描く長篇連載です。太古の神々は七つの王国を用いて世界北方の「寂北」を封じ、王座・王冠・王血・黙の壁という四つの遺産を残しました。
巻一 · 北に神はいない
王が死に、壁が裂け、七国が王位を争う。七大家が王都で摂政権を争うなか、王座検屍官イオン・灰筆は、屍に刻まれた文字、王陵の祭文、改竄された血統記録の痕跡から、王権・王冠・王血・黙壁が同じ封印であることを一歩ずつ突き止める。
- 第 001 章公開済み第47監視塔
16 歳の新兵カエル、黙の壁での初陣。猟犬を退けた夜、左手に淡い銀光を放つ謎の痕が現れ、遠い王都では老王が崩じる。
187 字1 分 - 第 002 章公開済み王の舌
検屍官イオンが老王の遺体を検める。胸骨の奥から生え出た黒い金属片、舌に刻まれた古文字——その死は毒ではなかった。
241 字1 分 - 第 003 章公開済み王女府の朝
第七王女セレネが密使と接し、壁の守備軍へ秘かに手を回す。老教師リアンが口にした禁断の箴言が、父王の死の真意を仄めかす。
4178 字12 分 - 第 004 章公開済みソレンの夜
班長が王都へ去り、老兵ソレンと塔を守る2夜目。壁の文字が剝がれ、猟犬とともに別の何かが来る。
167 字1 分 - 第 005 章公開済み父の銅留め
検屍官イオンが胸骨の破片に3つの文字を見出し、父が遺した銅留めの刻字と照合する。教会から呼び出しが届く。
150 字1 分 - 第 006 章公開済み白塔の朝
臨時聖議の朝。王女セレネは神像と教宗の眼差しに違和を覚え、検屍官から渡された一字に心当たりを抱く。
132 字1 分 - 第 007 章公開済みソレンの弓弦
壁の文字が音もなく消える。老兵ソレンがカエルの出自を語り、左手の痕は4画目を刻む。夜、欠けた死骸が残る。
124 字1 分 - 第 008 章公開済み書類箱の中のもの
イオンは2通の検屍報告を記す。銅鏡が捉えた白檀の箱の中、12 年前に死んだ父の新しい筆跡が8文字を告げる。
137 字1 分 - 第 009 章公開済みリアンの拒絶
セレネが家庭教師リアンに第三家を問う。リアンは姓を伏せつつ手がかりと一対の目の絵を遺し、退室する。
171 字1 分 - 第 010 章公開済みミン・レイヴンフェザー
隣塔の班長が屍を検める。人に似た歯形、消える6本指の足跡、剥がれゆく壁の文字。カエルの身に変化が及ぶ。
157 字1 分 - 第 011 章公開済み王陵長廊の隠し扉
400 年沈黙していた家門から黒い手紙が届く。イオンは王陵長廊の隠し扉を下り、淡い銀光を放つ小さな印章を得る。
2085 字6 分 - 第 012 章公開済み夕(ダスク)の侍衛
セレネは忘れられた老侍衛を訪ねる。改められた姓、王座に呼ばれた名、祖父の死に様。そのとき王宮に鳴号が響く。
178 字1 分
