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神々の遺物
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- 王座注目
鉄都王宮のいちばん奥にあるあの椅子。背もたれは極めて細い古文字の紋様で織られ、呼吸する布のように、それ自身が極めて淡い銀の光を放っている。そこに座った者を、王という。
2026.06.20 - 黒い歯形の欠片
老王の屍体の胸骨の内側から、黒く、弧を描いた、歯のようなものが半ばまで伸び出て、皮肉を破っていた。それは極めて淡い銀の光を放っている——王座の背もたれと寸分違わない光を。
2026.06.20 - 神々の紀の古文字「空」注目
老王の舌の面に字が一つあった。肉の中から生え、画が組織に沈んでいる。古卷にはこう記されている。第一の字、人の舌に現れ、骨の内に長じ、王者亡ぶ。
2026.06.20 - 王座は三度呼ぶ
誰も口にしたがらない古律が一条。王座がある者の名を呼ぶとき、三度呼ぶ。はじめの二度は、家の者が「あれは居りません」と代わりに答えられる。三度目は、本人が答えねばならない。
2026.06.20
