Shadow_001
主要キャラクター

Shadow_001

リカの最初の影

リカがインスタンスのなかで取り込んだ最初の影、シーケンス番号001。出所の鱗、3本の爪、あの目を残していて、リカの指令を聞く。インスタンスを出ると実体はないのに、ずっとリカの左後ろ半歩、1度低い冷たさの塊としてそこにいる。

陣営
影子序列
関連キャラクター
0 人
陣営メンバー
0
関連項目
0 件

キャラクタープロフィール

背景 / 動機 / 観測スタンス

Shadow_001

リカが取り込んだ最初の影。命名定義 Shadow_001 = snapshot(対象)。シーケンス番号001、上限は不明。

外形

出所となった対象の輪郭を残している——鱗、3本の爪、あの目。レンダリング優先度はリカの下に置かれている。リカが顔を上げろと言えば上げ、頭を下げろと言えば下げる。

あの冷たさ

インスタンスを出たあとは実体がないのに、ずっとそこにいる。室温より1度低い冷たさの塊で、たいていリカの左後ろ半歩のところに止まっている。

読み開けない断片

その体の最も深いところには、まだいくつか断片が錠を掛けられたままだ——所有者であるリカにも読み開けない。出所が一度も承認していないからだ。

それが在るとき

それに休息は要らず、待機という状態もない。リカが起きているときそれは在り、リカが眠っているときもそれは在る。位置はたいてい左後方半歩、一度低い——リカの視野の端にちょうど掛かり、しかも邪魔にならない角度だ。

その場にいる人間はたいてい一つのことに気づく。その一区画の空気だけが、周りより一度低いのだ。温度計に出る低さであって、気のせいではない。長くいる者は無意識に半歩、横へずれる。

それは音を立てない。応えを得るにはリカが先に指令を出さねばならず、指令のないあいだ、それはただそこに保たれ、元となった対象が残した輪郭を保っている。

それ自身の意図はなく、持ちたがる素振りもない。

待機という状態はない

それは食わず、眠らず、充電も要らない。リカは一度、指令を与えないまま 3 日その場に置いたことがある。戻ったとき、それは離れる前の位置に、角度まで同じで立っていた。

ぼんやりしているわけでもない。ぼんやりするには考える対象が要る。それはただ、在るだけだ。

変化と呼べるのは温度だけである。それが長く留まった場所は室温が 1 度下がり、さらに長くなると薄い水気が凝って、いちばん近い金属の面に貼りつく。清掃機がその一画を通ると漏水と誤判し、何度か報告を上げた。のちにリカはその規則を切った。

人はどう反応するか

ほとんどの人間にはそれが見えない。副本の外では実体を持たず、走査機にも何も映らない。

それでも同じ空間に十数分いれば、人は落ち着かなくなる。言い方はまちまちだ。背後に風がある、斜め後ろから見られている気がする、あるいは理由も言えぬまま上着を羽織る。

リカと親しい同僚の何人かには癖がついた。彼の執務室に入るとき、まず左後方へ一度視線を走らせる。何も見えない。それでも走らせる。

リカは説明したことがない。説明するには、それがどこから来たかを先に説明せねばならず、そこは彼が語らないと決めている部分だ。

0 人の観測者がいいねしました

観測者コメント

このキャラクターについての議論

観測者コメント

0 件

まだコメントがありません。最初の観測者になりましょう。

最新の章