道上伝聞|老摸金人いわく、点じてはならぬ穴が三つある——三つ目は点じ当てたが最も酷い
道上に伝わる一段の話。引退して久しい老摸金人の口から出たものだという。「点じてはならぬ穴が三つある。最初の二つは、点じ誤れば人が死ぬ。三つ目は、点じ当てれば——生きた人間が、別のものに変わる。」
(本投稿は道上に伝わる口述の転載であり、真偽は判じがたい、戯れに眺めよ。)
盗墓のこの稼業、掟は命より重い。古老の伝える言葉は、多くは解き明かさず、ただ憶えておけと言う。下記の一段は、引退して久しく、姓名を明かそうとせぬ老摸金人の口から出たものが、転々と写されて我々の手に届いたという。
彼は言う。この稼業を長く続ければ、三種の穴を聞き及ぶ、と。
第一は、絶地穴という。気口が閉じ死に、入った者は出られず、内に籠もって窒する。これを点じ誤れば、死ぬのはお前自身だ。
第二は、反龍穴という。砂水が逆さに走り、地気が逆だ。この穴を点じた者は、戻ったのち、家に事が起こる。これを点じ誤れば、死ぬのはお前の家族だ。
第三を、彼は詳しく語ろうとしなかった。ただ一句を残しただけだ。「前の二つは、点じ誤れば人が死ぬ。三つ目は、点じ当てるのが最も恐ろしい。」
ある者が、三つ目は何という名かと問い詰めた。彼はしばし沈み込み、こう言った。その種の穴に埋まっているのは人ではない、人が「脱ぎ捨てたもの」だ、と。誰かが点じ当て、なおかつ入り、生きて出てきたなら——出てきたそれは、もとより入っていったあの者とは、限らぬ。
立ち去る前、彼はもう一句、頭も尾もなく付け足した。
棺の中に、完全な一層の人皮が横たわり、その下に骨が無いのを見たら、すぐに来た道を退け。それは人に剥がされた皮ではない、自ら脱いだ皮だ。
この話が真か否か、誰にも験しようがない。だが道上には確かに、「縦に瞳の裂けた陪葬俑」と聞くなり顔色を変え、夜を徹して立ち去る老人がいる。
もしあなたがいつか、ある墓に入って、その構造が人の住まうためでなく、むしろ人より大きなものが這うために造られたようだと感じたら——強がるな。前の二つの穴はお前の命を欲する。三つ目が欲するのは、お前がなお「お前」と数えられるかどうかだ。
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