異象観測·2026.06.20
異聞蒐集|ある無名の修復師が残した三つの掟
古い修復手帳に挟まっていた、古書店で手に入れた手書きの便箋。署名も日付もなく、ただ三つの掟と、最後の書きかけの一文が記されていた。
(本記事は読者提供の画像の転記である。便箋の出所は不明、内容は未検証。)
投稿者によれば、この便箋は古い文物修復手帳に挟まっていたもので、古書店で手に入れたという。紙はすでに黄ばみ、万年筆の字で、署名も日付もない。上には三つの掟と、最後の書きかけの半句だけが記されている。原文のまま転記する、句読点は後から加えた。
この机を引き継ぐ者へ:
一、机の上のものは、まず見ろ、まず触るな。触る前に、己に一つ問え——この器物、前にこれに触れた者は、その後どうなったか。調べがつかぬなら、まだ触るな。
二、記録は二部書け。一部は規定通り上に出し、一部は自分で持ち、鍵をかけておけ。いつか二部が合わぬ日が来たら、鍵をかけた方を信じろ。
三、もしいつか、ある器物の記録が改められているのを見つけ、しかもこの部屋に入れるのが己一人だけなら——恐れるな。まず恐れるな。お前が恐れた瞬間、それはお前を見つける。
便箋の最後に、もう半句あり、万年筆の字が突然薄くなる。書いた者が急に気を変えたかのように:
万法に欠あり——
その後は、ない。
投稿者はその手帳を隅々まで繰ったが、後半句は見つからなかった。彼は私たちに、これがどういう意味か知っているかと問うた。私たちは知らない。
もしあなたが知っていても、どうかコメントに書かないでほしい。便箋の第一条の意味に従って——いくつかの言葉は、調べがつかぬとき、まず言い切るな。
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